龍谷大学 経営学部「経営革新論」の講義に、投資育成の投資先である株式会社トップホールディングス 代表取締役社長の松岡康博様にご登壇いただきました。
今回、松岡社長には、「トップグループの経営戦略」をテーマに、どのような戦略の下、事業領域を拡大しながら成長してこられたか、などについてご講演いただきました。その一部をレポートいたします。
「トップグループは、「生活文化創造企業を目指して」という企業理念の下、「ものづくり(商品開発)」と「売り方づくり(広告企画)」の両輪で成長してきた。一方、しくじりの歴史で、色々としくじってきたからこそ、事業領域が拡大した。通販事業への進出を目指し、共感してくれた2社とともに会社を立ち上げようとしたが、直前に1社が上手くいくか分からない・・・と尻込みしてしまい、断念した。もう1社の協力もあって、再チャレンジしたが、当初は上手くいかなかった。心の中で「やめといた方が良かったかな」と後悔することも多かったが、従業員の前では根拠もなく、「絶対大丈夫!」と言い続けていた。1年経つと、売上が急増しはじめ、皆が喜んでくれた。自分がやろうと決めたことで、こんなに多くの人が笑顔になってくれた。やって良かったと思った。」など、これまでのご自身の失敗や当時の思いなど、ここまで事業を拡張してこられた歴史などについてお話しいただきました。
「経営とは実践である」。これまで社長自ら果敢に挑戦しながら、失敗を通じて経験を積み上げ、事業を拡大してこられたからこその重みのある言葉。「グループ会社が増え、販売や宣伝の方法などは増えているが、基本的にやっていること(原点)は変わっていない。大切なことは理念の堅持であるとし、これまで色々と失敗してきたが、企業理念がブレなかったからこそ、これまで成長してこられた。就職活動などで企業を見るにあたっては、企業理念と事業が一致しているかが重要。」と語りかける松岡社長の言葉には、多くの学生が共感したのではないでしょうか。
松岡社長、貴重なお話をありがとうございました。
【株式会社トップホールディングス 会社概要】
1979年にトップ商品開発研究所を開設し,消費者の立場から商品の企画開発を行う。コンシューマースタッフを加えた納得いく商品作りが出来る生活提案型企業を目指している。
【本社所在地】大阪府吹田市豊津町12-43 トップ産業ビル
【拠点】東京オフィス
川岸センター
【従業員数】180名
【会社HP】https://top-hd.jp/