九州産業大学 商学部「ビジネスシミュレーション」の講義に、投資育成の投資先である株式会社不動産中央情報センター 代表取締役社長の濱村美和様にご登壇いただきました。
今回、濱村社長には、どのような思いで経営に取り組まれているか、今後どういったことに取り組んでいくのかなどについてご講演いただきました。その一部をレポートいたします。
濱村社長は、「会社だけでなく、地元も成長しないと持続しない。様々な企業経営者の話を聞いてきたが、北九州市では特に、公のために、地域のために、人がすべて、という企業が多かった。私たちの仕事は単に物件を動かせば良いという仕事ではなく、顧客の想いや不安などに寄り添うことが重要で、人生の節目節目で頼っていただけるようにしたい」など、経営に対する思いについて話していただきました。
また、「人口減少から先行きは厳しくなると予測されるが、人口減の中でのビジネスのやり方がある。賃貸管理会社は家主、借主の情報を持っているため、民生員のような地域の繋がりを維持していく窓口のような役割も担うべきと考えている。「ゆうゆう壱番館」というシニア住宅も展開しており、今後は様々な世代での交流が必要になっていくため、高齢者との交流の場としてだけでなく、他の世代も含めた地域交流の場や災害時の避難先などとして活用してもらっている」。
「約30年前に阪神大震災のボランティアに宿泊場所も分からない中、1人で行った。神戸に向かう電車に乗るのは正直怖かった。震災発生の1ヶ月後に行ったが、1ヶ月前に行っていれば、もっと色々とやれることがあったのに、なぜもっと早く行かなかったのかと後悔した」と、自身の経験を振り返りながら「人生では、色々な電車が目の前を通るが、勇気を出してその電車に乗ってみて欲しい。不安があるかもしれないが、目の前にチャンスがきたときに勇気を出して乗ってみると、自分が思ってもみなかった方向に人生が展開していくかもしれないから」と話す濱村社長の話に背中を押された学生も多かったのではないでしょうか。
濱村社長、貴重なお話をありがとうございました。
【株式会社不動産中央情報センター 会社概要】
北九州市を地盤とし、賃貸管理を中心とした不動産関連事業を展開しています。北九州市8店舗、行橋市1店舗の計9店舗を出店し、地元ではトップクラスの店舗網を有していることに加え、北九州市および近郊に19,000を超える管理物件を有し、安定した営業地盤を構築しています。また、住宅型有料老人ホーム「ゆうゆう壱番館」を30年以上運営しており、北九州市で地元貢献度の高い企業として著名です。地域密着で積み重ねた実績・賃貸管理会社としてのノウハウと経験を活かして年々管理戸数を増加させています。
【本社所在地】北九州市小倉北区東篠崎1-3-13
【従業員数】178名
【会社HP】https://www.demand.co.jp/