希望した外回り営業で
真空技術が役立つ場面に立ち会っています
株式会社大阪真空機器製作所 入社5年目 N・Rさん
食品の真空パックから最先端のがん治療、宇宙開発などまで幅広い分野で活用される「真空技術」。そんな現代社会に欠かせない真空を作り出す真空機器専門メーカー・株式会社大阪真空機器製作所で働くN・Rさんに、お話しを聞いてきたワン。
就活終盤で出合った運命の会社
「ここしかない」と決断した真空ポンプの可能性
大学で行われた合同説明会で、はじめて「真空ポンプ」というものに興味をもちました。普段は目にすることのない機械なのに、たどっていくと本当にいろんな分野で使われていて、とても驚いたんです。身近なところでは、カップ麺やフリーズドライのスープ、ペットボトルの樹脂、スマートフォンに内蔵された半導体にも関係しています。ただ単に自分が知らなかっただけで「こんなに幅広い業界と関わる面白い世界があるんだ」と。ですから、大阪真空機器製作所という社名を知ったのもそのときがはじめてでした。なんとなくメーカーを志望してはいたのですが、まったく接点のない会社だったんです。
実はその時点で、すでに何社か内定をいただいていました。でも、どうしてももっと深く知りたくなって会社説明会に参加し、職場の雰囲気に触れ、先輩たちとお話するなかで「もうここしかない」と決めていたんです。
営業事務から外回りへ転身
きっかけは“知りたい”という気持ちの重なり
総合職で入社して営業部に配属になり、当初は希望通りの営業事務に従事していました。3年目からは外勤営業になり、今は兵庫エリアを担当しています。
外回りは自分から申し出ました。営業事務として周りのサポートをしているうちに、会社のこと、真空ポンプのこと、お客様のこと、それらをさらに深く知りたいという欲が出てきたんです。そのためにはやはり現場に出ることが必要だと考え、思い切って上司に相談してみました。そうしたら「やってみれば」と(笑)。
やりがいはたくさんありますが、製品を販売した先で真空技術が活かされたモノやサービスが生み出され、それが世の中で話題になったり、自分自身の生活に役立っていると感じたりしたときは本当に大きな達成感があります。だからこそ製品知識に磨きをかけ続けて、お客様に提案できる幅を増やせるようになりたいと思っています。
仕事内容or働き方or職場環境
社会に出る自分にとっての本当に大切なもの
就職活動を続けていて不思議に思ったのは、当初、抱いていた選択の条件が徐々に変わっていったことです。いろんな会社を見て、たくさんの方々と話すうちに、自分が本当に望んでいるものが明確になっていったというか。入社後にどんな仕事に携わるかはもちろん大切なことで、最初はそこにばかり目が向きがちですが、一緒に働く人や環境、福利厚生などにも同じくらい注目してほしいと思います。長く働ける環境を見極めることの重要性を今、心から実感しているからです。
自分に合う会社かどうかは、ホームページなどの文字情報だけではなかなか把握できるものではありません。だからこそ、説明会などには積極的に出席して、どんな人が働いているのか、どのような仕事内容や業界向けに力を入れているのか、何を条件に採用活動をしているのか、直接、その目で確かめてみてください。働き方をイメージすることができれば、よりよいゴールがきっと待っているはずですから。