自動車の品質・性能・安全の向上に寄与する、特殊形状ナットの専門メーカー。座席やシートベルト、ドア、サスペンション等重要部品を陰で支える。古くよりユニークな発想・技術を尊重し、独自の製法を確立。
千葉市と佐倉市に跨る企業集積地「ちばリサーチパーク」に立地しております。
1996年設立、1997年操業開始。日本の親会社と同一の手法で、T型溶接ナットを製造しております。
当社は創業以来60年以上に渡り、千葉県に本社工場を構え操業しておりますが、ビジネスを進めるうえでの視線は常に全世界に向けております。顧客の現地調達のニーズを取り込むべく、当社では海外進出にも早くより積極的に取り組み、1996年にはアメリカ・オハイオ州、2010年には中国・広州市に現地法人を設立しております。
当社製品は自社の生産・販売拠点はじめ様々なルートを経て、世界各地の自動車生産拠点へ供給されております。
自動車の製造に必要なボルト・ナット等には、用途や形状などにより様々な種類のものがあります。それらの中で当社が手掛けるのは、予めプレス部品等に溶接して取り付けその一部を構成する「溶接ナット」です。更に溶接ナットにも様々な形状のものが存在ましすが、当社は溶接面にフランジ（つば状の形状）を有する「T型溶接ナット」専門メーカーです。
当社製品の根源的なアイディアは、当社の創業者が自動車プレス部品メーカーに勤務していた際に、頻発する溶接ナットの溶接不良を解決する方法を試行錯誤の上考案し、それを事業化したものです。よって当社の「T型溶接ナット」は、他の形状のものに比べ溶接個所の密着性が高く、強度を得やすいという大きな特長を有しております。
また、当社の「T型溶接ナット」は他のものと異なり、一見ナットに見えないユニークな形状をしていますが、当社の創業者はその形状を大量生産するために、通常のナット製造とは異なる工程を確立し、実用化しました。
現在の当社工場は創業当時の発想を更に進化させたうえで、顧客の期待が満足と信頼につながることを常に指向し、積極的に品質の向上や、自動化・省力化による低コスト化の推進に取り組んでおります。
当社の製品はその用途上、一般の自動車ユーザーが見ることが出来ない箇所に使用されていますが、実際に多くのメーカーの完成車の様々な箇所に採用されております。また、先に挙げた製品や工程上の特徴から、業界内では「T型溶接ナット」と言えば「千葉の太田プレス」と、広く認識されていると自負しております。
これらの実績を基に、当社は主な顧客であるプレス部品メーカー等1次サプライヤーの、設計・生産上の困りごと等を聞いた上で、改善のための提案をするという営業スタイルを早期より確立しています。
また、それらの提案のための活動は営業スタッフだけが動くのではなく、生産現場の各工程を含む全社を挙げて取り組んでおり、現場オペレーターからの意見が採用されることも数多くあります。
よって、当社での仕事は配属部署や担当職務を問わず、世界各地の顧客、さらには全世界の自動車ユーザーとの繋がりを感じることが出来る点が、最大の魅力です。
