2025年6月から12月にかけて、大阪公立大学商学部田口ゼミの学生(3回生15名)と株式会社カナエとの間で、課題解決プロジェクトが実施されました。
本レポートでは、そのプロジェクトの一部をご紹介いたします。
株式会社カナエは、包装材料・包装機械・包装加工をトータルに提案する総合包装企業です。医薬品、医薬部外品、化粧品、食料品などさまざまな分野で培われたパッケージングの経験を活かして、お客様に「安全」「安心」をベースとした新たなパッケージソリューションを提案しています。
課題解決プロジェクトとは
企業が抱える課題解決や新たなビジネスの創造につながるアイディアを探索・共創することとともに、学生に「課題解決」という実践からスタートし、生きた理論・スキルを学びながら、世の中に新しい価値を生み出す力を身に付けてもらうことを目的とした産学連携プロジェクトです。
今回のプロジェクトでは、①既存商品の更なる展開方法、②(特に関東地域での)学生に対する認知度向上の2つの課題を採り上げ、企業の経営者・担当者の協力のもと、学生が調査・研究を進めていく形式で実施されました。
プロジェクトの進行スケジュール
【企業訪問】株式会社カナエ 神戸工場・包装技術開発センターを訪ねて、学生と企業が研究課題を抽出・深掘り
【調査研究】田口ゼミの学生が調査・研究を実施
【中間報告会】調査・研究の進捗を報告し、最終報告に向けて企業担当者と報告内容をブラッシュアップ
【最終報告会】学生たちが2つのグループに分かれ、最終プレゼンを実施
活動の様子と成果
6月に行われた初回の企業訪問では、会社概要の説明に続いて、神戸工場と併設の包装技術開発センターもご案内いただき、学生からは多くの質問が寄せられました。
その後、企業担当者とディスカッションを繰り返しながら、学生たちはグループごとに市場調査やアンケート調査を実施。調査結果をもとに議論を重ね、より良い提案を目指して奮闘しました。
最終報告会では、株式会社カナエ 代表取締役社長 樋髙成憲様 ご出席の下、2グループそれぞれが調査成果をもとに発表を行いました。
いずれのグループも、市場予測やアンケート結果に基づいて、パッケージの機能を最大限に活かした新しい用途(美容液、歯磨き剤)への展開やSNSを活用し学生に刺さるよう趣向を凝らした合同説明会の開催などを提案。オリジナルの商品キャラクターやAIを使った疑似CM・PR動画の作成など、学生たちの真剣な取り組みと分析結果を盛り込んだ具体的な提案に、樋髙社長をはじめ出席した企業担当者の方々からは「多くの気づきを得ることができた」と労いと感謝の言葉がかけられ、非常に有意義な報告会となりました。
今回のプロジェクトにご参加いただいた株式会社カナエ様、大阪公立大学商学部 田口ゼミの皆様の今後ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました。
【株式会社カナエ 会社概要】
軽軟包装資材・包装機械の販売から受託包装加工まで総合的に対応。商社機能とメーカー機能を兼ね備えた“包装コンサルタント”として、ユーザーのニーズに応じた最適なパッケージを提供している。
【本社所在地】大阪市中央区城見1-2-27 クリスタルタワー23F
【従業員数】538人
【会社HP】https://www.kk-kanae.jp