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イベントレポート


【講義日:2025年11月21日】  新興刃物株式会社 / 龍谷大学経営学部「経営革新論」

龍谷大学 経営学部「経営革新論」の講義に、投資育成の投資先である新興刃物株式会社 代表取締役社長の中薗智哉様にご登壇いただきました。

今回、中薗社長には「中小企業のリアルな経営革新 ~理想と現実のギャップを埋める取組み~」と題して、父が代表を務める会社に入社するまでの経緯、入社して初めて知った中小企業の現実と葛藤、跡を継いでからも試行錯誤を重ねている自社の改革などについてご講演いただきました。その一部をレポートします。

新興刃物株式会社/龍谷大学経営学部「経営革新論」

中薗社長は、大学院で化学を専攻した後、大手カーボンメーカーに研究員として就職。20代後半で課長クラスに昇進するなど順調なキャリアを歩んでいましたが、激務やストレスで体調を崩し、ちょうどこれからのことを悩んでいた時に、当時社長であった父から声を掛けられ当社への入社を考え始めました。元々、「跡を継ぐなんて1ミリも考えたことが無かった」と言うだけあって、入社を決断するまでに市場や財務内容など父の会社を徹底的に分析したと言います。

新興刃物株式会社/龍谷大学経営学部「経営革新論」

それでも実際に入社してみると、組織のあり方から人事評価・査定制度、従業員の働き方、ものづくりに対する現場の意識に至るまで、前職とはあまりに異なる中小企業の実体を目の当たりにすることとなり、理想と現実のギャップに衝撃を受けるとともに改革の必要性を強く実感させられました。
そこで社長に就任してからは、何よりも先に「経営方針説明会」を実施して「これから変わっていく」ことを社内にアピール。小さなことでも少しずつ変えていくことの大切さを説き、意見を尊重し相互理解を深め認め合う職場づくりに奔走しました。
その後も、中堅社員を対象にした管理職研修の実施、統計資料を基にした待遇改善、シンプルに運用できる人事評価制度の策定など、“ヒトがすべて”の想いの下に相次いで改革を進めています。

新興刃物株式会社/龍谷大学経営学部「経営革新論」

最後に、「当たり前を、当たり前にできるようになる」ことこそが、中小企業が優良・中堅企業になるための経営革新であり、未だ手付かずの課題も含め、自ら先頭を切って行動を起こすことで「リープフロッグ(ある分野で遅れていた地域や企業が、最新技術や方法を導入することで、一気に他地域や競合他社を追い抜く現象)」を目指したい、との力強い決意表明で締め括られました。

今回の講義では、中小企業のリアルが中薗社長の実体験に基づいて分かりやすく説かれ、受講生が就職先を選択するうえでも拠り所となる材料を数多く提供していただきました。
中薗社長、示唆に富んだお話をありがとうございました。

【新興刃物株式会社 会社概要】
鉄鋼用刃物の専門メーカーで、金属剪断用刃物、破砕機用刃物、精密機械部品の製造販売の他、研磨、熱処理加工を行っている。最新設備を積極的に導入し、圧倒的な品質と供給力で鉄鋼、非鉄、自動車、建設、環境等各分野のユーザーから信頼を獲得している。

【本社所在地】大阪市西淀川区佃2-13-36
【拠点】大阪本社、本社工場、尼崎工場、中町工場/資材倉庫、東京営業所、名古屋営業所
【従業員数】96名
【会社HP】https://shkjp.com/

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