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イベントレポート


【講義日:2025年07月18日】  株式会社ヒラタ / 岡山大学 経済部「金融論入門」

岡山大学経済部「金融論入門」の講義に、投資育成の投資先である株式会社ヒラタ 代表取締役社長の平田知之様にご登壇いただきました。

今回の講義では、平田社長にご登壇いただき、日本の中小企業や商社の役割、製菓・製パン業界の概況から、自社の取り組みや今後の事業展開についてお話いただきました。その模様の一部をレポートいたします。

株式会社ヒラタ/岡山大学 経済部「金融論入門」

株式会社ヒラタは、1951年に平田社長の先々代が、パン用イーストおよびイースト補助材、マーガリンなどの取扱いを目的として個人商店を創業したことに始まります。その後、和・洋菓子材料や製菓・製パン用機械器具などへ事業領域を拡大し、現在ではパティスリー、ベーカリー、和菓子店などの運営に必要なすべての商品を取り扱うだけでなく、プライベートブランドの提供や、こだわりの専門材料および補助資材を揃えた小売店舗の展開も行っています。
また、400社以上に及ぶ仕入先ネットワークと、1万点以上の取扱商品を活かし、「ヒラタフードフェア(総合展示会)」の開催や、各営業所での講習会・講演会などを通じて、食に関する新しい技術やノウハウを常に発信し、順調に業績を伸ばしています。

株式会社ヒラタ/岡山大学 経済部「金融論入門」

日本全体が大きく混乱したコロナ禍においても、製菓・製パン業界は「巣ごもり需要」で売上を伸ばしたといいます。平田社長は、「コロナ禍を通じて、自分たちは人を幸せにすることができる『幸せ創造産業』に従事しているのだと改めて実感した」と語ります。
働き方が制限される中、同社ではDX化を推進しました。公式アプリの立ち上げにより、レシピ公開、カタログのデジタル化、最新トレンドの配信を行い、電話やFAXによる注文が主流であった業界において、モバイルオーダーの定着を図っています。さらに、車両管理システムの導入により配送業務の効率化を実現し、社内外向けのオンライン勉強会を実施することで、対面での交流が難しい状況下でもステークホルダーとの繋がりを強化しました。

株式会社ヒラタ/岡山大学 経済部「金融論入門」

講義の締めくくりには、同社で働く先輩の声や仕事のやりがい、社長としての役割についての解説がありました。また、業界の将来性にも言及され、「日本の洋菓子・ベーカリー業界は非常に高い技術レベルを持ち、まだまだ多くの可能性があります」と熱く学生たちに語りかけられました。

受講した学生にとっても、多くの学びが得られた、非常に貴重な経験となったことでしょう。

平田社長、魅力的なご講演を賜り、誠にありがとうございました。

【株式会社ヒラタ 会社概要】
株式会社ヒラタは、製菓・製パン業界向けに原材料、包装資材、機械器具などを提供する専門商社です。全国に営業所を展開し、パティスリーや和菓子店の運営に必要な1万点以上の商品を取り扱うほか、400社以上の仕入先との連携による充実した品揃えを実現。卸売業にとどまらず、ベーカリーの開業支援、技術講習会、展示会の開催などを通じて業界の成長にも貢献しています。

【本社所在地】岡山市中区平井1162の1
【拠点】営業所(千葉、横浜、大阪、神戸、広島、高松) グループ会社3社
【従業員数】351名(グループ合計472名)
【会社HP】https://k-hirata.co.jp/index.php

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