大阪人間科学大学心理学部「心理学特講」の講義に、投資育成の投資先である株式会社ミウラ SI本部 第2システム事業部 事業部長の後藤芳徳様にご登壇いただきました。
今回、後藤部長には、「生成AIと事業創出:人間とAIの新しい共創時代」というテーマでご講演いただきました。さらに管理本部 総務人事部の岡川華江様から、同社の会社紹介をしていただきました。その一部をレポートいたします。
講義冒頭では、後藤部長より、生成AIの本質や得意・不得意分野について、非常に丁寧かつ分かりやすいご解説をいただきました。
特に印象的だったのは、得意分野の例としてコールセンター事業を挙げられ、「平均的な回答を、猛烈な速度で生成できる」という強みについて触れられた点です。一方で、尖った個性や創造性が求められる領域は、依然として人間の役割であると明快に語られ、生成AIとの役割分担の重要性を強調されました。
さらに、受講した学生たちが学ぶ心理学の視点と生成AIとの共創の可能性について言及され、シンボリック相互作用論を例に、「人の倫理・感情設計のスキル」と「AIリテラシー」が今後の差別化要素になると強調されました。心理学的洞察が、AIと協働する時代において不可欠な力になるという指摘に、学生たちも深く頷いていたのが印象的でした。
講義の締めくくりには、「AIと効果的に協働するには、人間心理への理解が欠かせない」との力強いメッセージとともに、「心理学で学んだことは、必ず社会で活きる」と温かく語りかけられました。その言葉は、学生たちの胸に深く響いたことでしょう。
後藤部長、岡川様、貴重なお話をありがとうございました。
【株式会社ミウラ 会社概要】
JFEグループ,NTTグループを主要顧客とするシステム開発会社です。1953年にコピーサービス事業で起業、その後システム開発事業、設計エンジニアリング事業と事業領域を拡大するとともに、地場広島で顧客の信用を蓄積し、広島、福山、東京、名古屋、福岡、熊本とエリアも拡げています。システム設計・構築から運用支援に至る様々なサービスメニューを複合的に展開するシステム開発事業を基軸に、ドキュメントソリューションや医療情報支援、近年では環境分野へも進出するなど、創業100年に向けた新たな挑戦を続けています。
【本社所在地】広島市中区南千田東町3-9
【会社HP】https://kkmiura.com