大阪人間科学大学心理学部「心理学特講」の講義に、投資育成の投資先である株式会社ナカガワ 取締役常務執行役員の中川宗俊様にご登壇いただきました。
今回、中川常務には、『元IT商社マンが語る!中小企業経営者一年生の戦略とその効果』と題し、ご自身の豊富なご経験に基づいた貴重なご講演をいただきました。その一部をレポートいたします
大学卒業後、IT商社で8年半のキャリアを積んだ中川常務。その後、創業100年を超える家業である住宅設備商社、株式会社ナカガワへ入社されました。
ITとは全く異なる住宅設備という商材、そして奈良2拠点、大阪4拠点と広がる多地域展開の中で、様々な課題に対し、全社員160名との1on1面談や全社員へ向けたライトニングトーク、IT化などを積極的に実施。
本講義では、こうした取り組みの手法と、その成果についてご自身の経験をもとにお話いただき、加えて、心理学がいかにビジネスに有用なのか、キャリア形成をどのように考えるべきかなど幅広く講義されました。
特に印象的だったのは、日々変化する非定型な業務に臨機応変に対応していくためには、定期的な学習で得られる『知識』と、現場での実務経験を通じて培われる『知恵』、この両輪が不可欠であると強調された点です。さらに中川常務は、『知識』の中でも、学生の皆さんが現在学んでいる『心理学』が極めて有益であると力説されました。例えば、ピグマリオン効果やレヴィンの解凍/変化/再凍結などを挙げながら、どのようにビジネスに応用できるかを分かりやすく解説してくださり、学生たちは深く頷いていました。
最後に、受講した学生達へ向けて、キャリア形成における成功事例と失敗事例から「自己分析と業界分析が重要」との助言とともに、「不確実性を排除できるか? 小さな面白さを感じられるか? という視点を大切にしてほしい」と温かいアドバイスをいただきました。お言葉は、就職活動を控えた学生達の心にも深く印象に残ったようでした。
中川常務、貴重なお話をありがとうございました。
【株式会社ナカガワ 会社概要】
住宅設備機器・建築資材・配管資材・工具の総合商社です。奈良県内全域及び大阪地域を主力地盤とし、豊富な品揃えで、水道配管工事業者や内装工事業者を中心に強固な基盤を築いており、積極的な営業戦略の推進により、総合住宅設備機器商社へと発展成長を続けています。
【本社所在地】奈良県大和高田市東中2-12-25
【会社HP】https://www.kk-nakagawa.co.jp