近畿大学経営学部「中小企業経営者論」の講義に、投資育成の投資先である まねき食品株式会社 代表取締役社長の竹田典高様にご登壇いただきました。

投資育成の投資先企業経営者にご登壇いただき、リレー形式で講義を行っています。

今回は まねき食品株式会社 代表取締役社長の竹田典高様にご登壇いただき、「中小企業のイノベーション」というテーマでご講義いただきました。
その一部をレポートいたします。

2019年に6代目社長に就任した竹田社長。就任直後に発生したコロナ禍により観光客の減少やイベントの中止が相次ぎ、同社の売上高は急激に減少しました。そんな不安が広がる中、従業員とともに様々な新規事業に取り組みました。
例えば、配達用の日替わり弁当として100種類の弁当を開発、冷凍弁当や冷凍えきそばの開発・ECサイトやドライブスルー等での販売、高速道路PA・SAへの店舗展開、他社とのコラボレーションによる商品開発など。「迷ったら前へ」という精神でチャレンジを続けた結果、数々の『イノベーション』が生まれました。これらの取り組みについて、お話をいただきました。

また、同社は駅弁業界初となる台湾・タイへの出店を実現。今年は老舗駅弁メーカー2社と共同で、スイス「チューリヒ中央駅」に期間限定店を出店するほか、大阪・関西万博への出店など、国外でも日本の食文化の発信を積極的に進めておられます。竹田社長は「『ＥＫＩＢＥＮ』文化を世界に発信していきたい」と力強く語られました。

受講した学生たちには、「自分のやりたいこと、好きなことを大事にして、チャレンジを続けてほしい」とエールを送られ、その言葉に学生たちも大きな刺激を受けた様子でした。

竹田社長、貴重なお話をありがとうございました。

【まねき食品株式会社 会社概要】
業歴１３７年の老舗弁当製造業者です。仕出し料理・弁当の製造販売や，ケータリング，事業所給食に加え、１８８９年に日本で初めて販売した幕の内駅弁や，姫路名物として定着している立ち食いそば店「まねきのえきそば」，冷凍弁当・冷凍駅弁など、“食”にまつわる多業態にわたる事業展開を行っており、播磨地区を中心に高い知名度とシェアを有しています。近年は神戸や大阪のコンベンション需要の獲得にも注力し、自社工場での原材料からの一貫調理体制による品質の良さ・柔軟な対応力を強みに営業を拡大しており、ECサイトの充実によりさらなる飛躍を目指しています。

【本社所在地】兵庫県姫路市北条953
【会社HP】https://www.maneki-co.com