大阪人間科学大学心理学部「心理学特講」の講義に、投資育成の投資先である藤本産業株式会社　代表取締役社長の藤本翔平様、P&C部のガン ウェン スオ様にご登壇いただきました。

今回は、ガン様より「心理戦術が活用できる場としての専門商社」というテーマでご講演いただきました。さらに、最後には藤本社長より、将来ビジョンを含めた会社紹介をしていただきました。その一部をレポートいたします。

ビジネスにおける心理学の活用法として、「人事・採用」「営業」「チームコミュニケーション」の3つの場面が取り上げられました。「人事・採用」では、面接時に応募者の誠実さを見抜く技術が重要であり、表情や仕草、声から感情を読み取る力が求められます。特に、オープンクエスチョンを活用し、面接官のバイアスを避けることがポイントとされました。「営業」では、声のトーンや第一印象が顧客に与える影響が大きく、共感や論理的説明が信頼を高めます。心理テクニックとして、ミラー効果、アンカリング、選択のパラドックスが有効です。「チームコミュニケーション」では、心理的安全性を確保することで発言しやすい環境を作り、やる気を引き出すためには自己決定理論や期待理論、ピグマリオン効果が効果的であると紹介されました。

受講した学生たちは、身近にある「ねじ」の奥深さを知ると同時に、学んだ心理学理論が企業現場で実践されている様子に感銘を受けているようでした。
藤本社長、ガン様、貴重なお話をありがとうございました。

【藤本産業株式会社 会社概要】
ねじや締結部品の専門商社です。10万種類以上の商品を自動車、機械、半導体産業向けなどに納入しています。中国・ベトナムに現地法人を持ち、スイスの大手ネジ商社とも業務提携しています。調達力と業務知識を生かし、各業界の多様な用途に合わせたねじを提供しています。

【本社所在地】大阪府東大阪市本庄中 2-3-6
【拠点】大阪府東大阪市新庄南 4-19 藤本産業物流センター
【従業員数】104人 国内89名、海外15名（グループ全体 170名）
【会社HP】https://fujimotosangyo.co.jp/