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イベントレポート


【講義日:2025年04月22日】  𠮷川鐵工株式会社 / 近畿大学経営学部「中小企業経営者論」

近畿大学経営学部「中小企業経営者論」の講義に、投資育成の投資先である𠮷川鐵工株式会社 代表取締役社長の𠮷川晃平様にご登壇いただきました。

投資育成の投資先企業経営者にご登壇いただき、リレー形式で講義を行っています。

𠮷川鐵工株式会社/近畿大学経営学部「中小企業経営者論」

今回は𠮷川鐵工株式会社 代表取締役社長の𠮷川晃平様にご登壇いただき、「中小企業の変革とリーダーシップ」というテーマでご講義いただきました。
その一部をレポートいたします。

𠮷川鐵工株式会社/近畿大学経営学部「中小企業経営者論」

大学卒業後、メガバンクを経て、祖父の代から続く同社に入社した𠮷川社長。当時の社内には危機感が欠如し、現状維持の風潮が蔓延しており、組織内のコミュニケーションにも問題を抱えていました。𠮷川社長は、コミュニケーションツールの導入や社内システムの整備、人事評価制度の改定などの改革を進めましたが、当初の成果は芳しくなく、周囲への不満を募らせたといいます。

そんな時、𠮷川社長は、自身が「他責」の考えに陥っていることに気づき、「自責」の姿勢で変革を進める必要性を実感されました。覚悟を決めた𠮷川社長は、外部人材の採用による管理職の入れ替えを含む組織改革を断行。社長就任時の所信表明では「全社員が誇りをもって働ける会社にする」と宣言し、ミッション・ビジョン・バリューを策定。社内への浸透を図るための定期的な発表会などを実施し、企業風土を一新しました。これらの取り組みを通じて、「他責」から「自責」へと転換し、組織改革を実現した経験について語られました。

最後に、𠮷川社長は受講した学生達に向けて「他責になっていませんか。登る山(ゴール)は自分で決めるのであって、親に言われたからではダメ。苦しい時は1年前と比べて前進していることを意識すれば良い」とメッセージを送られました。強い信念を持ったお言葉は、学生達の心にも強く響いた様子でした。

𠮷川社長、貴重なお話をありがとうございました。

【𠮷川鐵工株式会社 会社概要】
リベット(鋲)を加工し、複数の部品を接合する工作機械「リベッティング・マシン」の専業メーカーです。製品の用途は電子機器、自動車部品、建具、家電、医療機器、日用品など幅広く、日本国内のみならず、世界中の産業に貢献しています。独自のローリング工法を採用し、スムーズな可動性と美しい仕上がりを実現し、極小の精密部品にも対応できる電動サーボ式のリベッティング・マシンを開発しています。さらに、リベッティング・マシン周辺機器や自動化ラインの開発・設計・製造も積極的に手掛けています。

【本社所在地】大阪府四條畷市蔀屋新町3-7
【従業員数】58人
【会社HP】https://riveting-mcn.co.jp

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