龍谷大学 経営部「中小企業経営論」の講義に、投資育成の投資先である共和ゴム株式会社 代表取締役社長の寺阪剛様にご登壇いただきました。
今回、寺阪社長には、「決して華やかではない「中小企業経営」」をテーマに、これまでどのような思い、戦略で自社を経営されてこられたのかなどについてご講演いただきました。
寺阪社長は、「当社は強みに集中投資しながら、弱者の戦略を徹底的にやっている会社。毎年SWOT分析しており、自社の強みについて従業員とも共有しながら徹底的に活用している。また、『失敗は成功のもと』との考えの下、社長自らが率先して挑戦する一方で、数多くの失敗を経験してきているため、従業員も失敗を恐れず挑戦しやすい環境にあると思う。『兵は巧遅よりも拙速を尊ぶ』。即断即決するようにしており、社長がOKすればプロジェクトが進むなどスピード重視の経営で、次々と製品を開発しながら大手と競合しないニッチな市場でNo.1を目指している。」など、巧みな経営戦略についてお話しいただきました。
「失敗や挫折が多いほど成長できる!」「日本人として日本に貢献したい!」「先人達に学び『日本人』に生まれた幸運に感謝して誇りを持って生きて欲しい!」など次世代の日本を背負う若者に対する寺阪社長の熱意のこもったメッセージは、学生の心にも響いたのではないでしょうか。
寺阪社長、貴重なお話をありがとうございました。
【共和ゴム株式会社 会社概要】
地中を通るケーブル・電線等を保護する地中埋設管等を接続する継手を主力に、クッション材等の工業用ゴム・スポンジ製品、健康用品等の非工業用品も手掛けています。また全ての保護管とハンドホールの接続に対応した「なんでも継手」や、健康グッズの「アクシスフォーマー」等のオリジナル製品を開発、2020年には、特殊保冷剤「クールウィズ」を熱中症対策グッズとして販売し、業容の拡大を図っています。
【本社所在地】大阪府枚方市長尾家具町3-4-3
【拠点】枚方工場、トリコ倉庫(大阪府枚方市)、第3工場(大阪府枚方市)、第4工場(大阪府枚方市)
東京営業所、栃木事業所、島根よしか工場
【従業員数】90名