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イベントレポート


【講義日:2024年06月27日】  木村石鹼工業株式会社 / 関西大学 商学部「ベンチャー論」

関西大学 商学部「ベンチャー論」の講義に、投資育成の投資先である木村石鹸工業株式会社 代表取締役社長の木村祥一郎様にご登壇いただきました。

今回、木村社長には、「ブランド開発と組織づくり」をテーマに、ブランドづくりや組織づくりでどのようなことを考えているかなどについてご講演いただきました。その一部をレポートいたします。

木村石鹼工業株式会社/関西大学 商学部「ベンチャー論」

木村社長は、ブランド開発では「デザインは簡単に真似されるため、どうすれば真似されないか?」や「複数ブランドを構築すると、コンセプトを明確に分けられるが、どうすればブランド間でのクロスセルに繋げられるか?」などを考えた。その結果、「この会社はあった方がいいよね」と思ってもらえる愛される会社になることを目指し、会社のブランディングに取り組んだ。様々なメディア・媒体で取り上げられるための切り口(話題)を増やすとともに、SNS等使えるプラットフォームを全て積極的に活用していった。同時に、会社を好きになってもらうために、イベント等を通じて働く人たちの「人柄」を知ってもらう機会を創出するとともに、働いている社員同士の関係の質を上げるための組織づくりにも取り組んだ。これまでのチームづくりでは「~ができる」ことを基準に判断していたが、不確実性の高い時代にあっては、この方法では上手くいかなくなると考え、「あいつがいてくれたら嬉しいなぁ」からスタートする、「いる」価値を相互に認め合っている組織づくりを目指した。などとお話いただきました。

木村石鹼工業株式会社/関西大学 商学部「ベンチャー論」

学生からの「新製品を開発する際に最も大切なことは?」との質問に対し、「自分が使いたいもの、大切な人に送りたいものを作る。売れなくても構わないので、最後まで自分がその商品が大好きだと言える商品を作る。意外と製品開発は妥協が多く、なかなか理想を追求できることが少ない。そんな中でも自信をもって自分はこの商品が好きだと言えれば良い。売れる、売れないは上市するまで分からないので、あまり関係ない。」と語る木村社長の話は多くの学生にとっても非常に興味深いものだったのではないでしょうか。

木村社長、貴重なお話をありがとうございました。

【木村石鹼工業株式会社 会社概要】
1924年創業の、昔ながらの釜焚き製法により石鹸成分を一から製造できる国内では数少ない石鹸メーカーの 1 つ。「石鹸」を原料として活用した「安心・安全」商品の開発に強い自信を持っている。生協向けのOEMで豊富な実績を有している。

【本社所在地】大阪府八尾市北亀井町 2 の 1 の30
【拠点】伊賀工場 配送センター
【従業員数】56名
【会社HP】https://www.kimurasoap.co.jp/

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