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イベントレポート


【講義日:2024年06月18日】  有明産業株式会社 / 近畿大学経営学部「中小企業経営者論」

近畿大学経営学部「中小企業経営者論」の講義に、投資育成の投資先である有明産業株式会社 代表取締役社長の小田原伸行様にご登壇いただきました。

投資育成の投資先企業経営者にご登壇いただき、リレー形式で講義を行っています。

有明産業株式会社/近畿大学経営学部「中小企業経営者論」

今回は有明産業株式会社 代表取締役社長の小田原伸行様に「中小企業のコアコンピタンス経営」というテーマでご講義いただきました。
その一部をレポートいたします。

有明産業株式会社/近畿大学経営学部「中小企業経営者論」

創業後61年の歴史を持つ同社ですが、主力事業の洋樽製造は創業当初の清酒用木箱の製造、酒造メーカーの工場内作業(請負業)を経て開始した3つ目の事業で、同社は時代の変化に適応しながら変化してきた会社です。

「コアコンピタンス(※)は他社にない自社の強みの集合知である」と語られた小田原社長。樽をお酒の単なる入れ物ではなく、味わいや価値向上を実現するものと定義され、「樽熟成のトータルサポート企業」を目指してサービス力を拡充してこられました。具体的には、リメークサービス(樽の再利用)、国産材の樽製造、樽熟成酒の開発・販売、海外ウイスキー原酒の輸入販売、麦芽の提供など、コアコンピタンス経営の実践に向けた取り組みについてお話しいただきました。
(※)顧客に対して製品やサービスを提供していく中で、競合他社では真似できない自社独自の価値を提供するための中核となる力

最後に、樽や各種メンテナンスの安定供給や国産材の確保に向けた新たな製樽工場の計画など、今後のビジョンについてもお話しいただきました。時代の変化に適応しながら、顧客の価値向上のために革新を続ける小田原社長の言葉に、学生達も刺激を受けた様子でした。

小田原社長、貴重なお話をありがとうございました。

【有明産業株式会社 会社概要】
焼酎、ウイスキー、ワイン等の熟成に使用する洋樽(新樽・リメイク)を製造する国内唯一の独立系業者で、輸入樽の販売も行っています。熟練した職人の手作業により漏れない樽を作り、更に定評のあるチャーリング(樽内部の焼入れ)技術により酒に味わいや色合いを与えて、現在では焼酎メーカーが樽熟成する商品の全量の樽を手掛けています。最近では、自社通販サイトの開設により長期樽熟成された焼酎等の販売を開始したほか、ウイスキー業界の増産需要の取込みなどにより、今後も更なる成長を目指しています。

【本社所在地】京都市伏見区東菱屋町428-2
【会社HP】http://ariakesangyo.co.jp/

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