近畿大学経営学部「中小企業経営者論」の講義に、投資育成の投資先である株式会社ボークス 取締役会長の重田英行様にご登壇いただきました。
投資育成の投資先企業経営者にご登壇いただき、リレー形式で講義を行っています。
今回は株式会社ボークス 取締役会長の重田英行様に「中小企業が魅せる存在価値とは」というテーマでご講義いただきました。
その一部をレポートいたします。
1972年に重田会長が京都市上京区で開業した7坪のプラモデル専門店からスタートし創業50余年を数える同社。今や、全国14ヵ所に直営店を展開し、海外はアメリカにも支店を置く大手模型造形メーカーに成長されています。
重田会長から、「いつか日本一のホビー会社になる」という夢を描き、お客様が来なくても朝早くから夜遅くまで店を開き続けた創業時の日々のこと、創業後10年頃に一部の愛好家が持っていた手作りの模型にヒントを得て開始したガレージキットの製作、周囲の反対を押し切り、女性にもユーザーになってもらいたいと始めたドールの開発など、創業から今日までのエピソードや、いくつもの危機を乗り越えられてきた貴重な経験談を語っていただきました。
学生達には「ゆっくり考える人は創業者に向かない。一歩も二歩も先を見て、すぐに行動することが必要。」、「何かを起こしたいなら、新しいものに着眼できる勇気と忍耐が必要。たとえ周囲から反対されても、信念をもって続けることが重要。失敗したとしても、それが自分を育ててくれる。」とアドバイスいただきました。
年商70億円を超える企業グループを一代で築き上げた創業者の情熱を持って語られるお言葉は、学生達の心にも強く響いたようでした。
重田会長、貴重なお話をありがとうございました。
【株式会社ボークス 会社概要】
商品企画から直営店舗での販売までを一気通貫で、時代の流れに合せた模型・ホビー商品を自ら創造しています。独自に開発した瞳や髪の色、メイクなどが自由に選べるカスタマイズ・ドール「スーパードルフィー」など、ホビーの世界を通じて自己表現をしたい顧客向けに、カスタマイズ性、緻密性の高い商品を多品種少量生産しています。年2回開催の大型イベントには国内最大級のイベントホールに全国から1~2万人規模の会員ユーザーが集結します。
【本社所在地】京都市下京区七条御所ノ内中町60
【会社HP】https://www.volks.co.jp/