近畿大学経営学部「中小企業経営者論」の講義に、投資育成の投資先である株式会社因幡電機製作所 代表取締役社長の川口久文様にご登壇いただきました。
投資育成の投資先企業経営者にご登壇いただき、リレー形式で講義を行っています。
今回は株式会社因幡電機製作所 代表取締役社長の川口久文様に「中小企業の唯一無二の最強経営」というテーマでご講義いただきました。
その一部をレポートいたします。
同社は、4年毎に会社の方針となるビジョンを作成し、ビジョンを基に部門及びグループ別に1年毎の具体的な行動計画となるアクションプランを立て、さらに四半期毎に取り組みの進捗を発表する場を設けておられます。
会社・組織運営において、川口社長が大切にしておられることの一つは、「少し背伸びするぐらいチャレンジングな課題を設定し、試行錯誤すること」といいます。その根底にあるのは「失敗からの学びは、組織にとっての経験値になり、それこそが唯一無二の資産になる」とのお考えです。
さらに、「絶対に成功する経営はない。時代に合わせて変えていけるように、自ら考えて動ける環境を整備することも、組織には必要になる」と、お話しいただきました。
学生達に対しては「経営と同じで、人生においても、チャレンジする中で失敗をすることもあるが、その失敗から学ぶことが貴重な経験になる。」とアドバイス頂きました。受講した学生達の心にも強く印象に残ったのではないでしょうか。
川口社長、貴重なお話をありがとうございました。
【株式会社因幡電機製作所 会社概要】
主に建物や施設まわりに電気を供給する配電盤や分電盤と、屋外の照明灯などを製造する電気設備機器メーカーです。独自の鉄鋼加工技術を活用して、鉄製ポールと照明を組み合わせた様々な製品群を展開している他、サボニウス型風車と太陽電池とのハイブリット発電システムなど、ユニークな自社ブランド製品も開発しています。
【本社所在地】大阪市西区立売堀3-1-1
【会社HP】https://www.inaba.com/